2008年 12月 09日
水蒸気の華 北越雪譜、小出の「シガ」 |
魚沼地方には一冬に数回だけ起こる幻想的な現象があります。
それを地元では「シガ」と呼んでいる。
魚野川の水温より外気温が極端に下がると霧が発生し、
それが樹木に付着し美しい氷の華(霧氷)を咲かせる現象です。
例年ならこの現象の多くは2月の声を聞いてからなのだが・・・・・
12月8日 小出で氷点下6.4度(-6.4℃)になった。
まるで満開の桜の花のようである。
今から約170年前、
当時江戸でベストセラーになった本があった・・・・・・「北越雪譜」(ほくえつせっぷ)
雪国越後の民俗・習慣・伝統・産業等について著したもので、
鈴木牧之(すずき ぼくし 塩沢生まれ)1838年63歳の時に出版。
雪国の生活を克明に綴った書がある。
この中で牧之はこんな言葉をのこしている
「冬春に限らず雪の気物に ふれて霜のおきたるようになる、これを里言にシガという・・・」
「シガ」という言葉が有名になった歴史的瞬間である。
また牧之は小出の「シガ」が一番美しいと述べている。
美しい「シガ」は美しい河畔林でないと、
ここまで我々の心を奪う美しさを放たないだろう。
そして河畔林は人間だけではなく、多様な生物を育むのに
とても大切な役割を果たしている。
虫・鳥そして魚を育みさらには、二酸化炭素を吸収し温暖化防止に貢献する
地域の宝ではないだろうか・・・・・・
枝に付着した「シガ」の正体。
それを地元では「シガ」と呼んでいる。
魚野川の水温より外気温が極端に下がると霧が発生し、
それが樹木に付着し美しい氷の華(霧氷)を咲かせる現象です。
例年ならこの現象の多くは2月の声を聞いてからなのだが・・・・・
12月8日 小出で氷点下6.4度(-6.4℃)になった。
まるで満開の桜の花のようである。
今から約170年前、
当時江戸でベストセラーになった本があった・・・・・・「北越雪譜」(ほくえつせっぷ)
雪国越後の民俗・習慣・伝統・産業等について著したもので、
鈴木牧之(すずき ぼくし 塩沢生まれ)1838年63歳の時に出版。
雪国の生活を克明に綴った書がある。
この中で牧之はこんな言葉をのこしている
「冬春に限らず雪の気物に ふれて霜のおきたるようになる、これを里言にシガという・・・」
「シガ」という言葉が有名になった歴史的瞬間である。
また牧之は小出の「シガ」が一番美しいと述べている。
美しい「シガ」は美しい河畔林でないと、
ここまで我々の心を奪う美しさを放たないだろう。
そして河畔林は人間だけではなく、多様な生物を育むのに
とても大切な役割を果たしている。
虫・鳥そして魚を育みさらには、二酸化炭素を吸収し温暖化防止に貢献する
地域の宝ではないだろうか・・・・・・
枝に付着した「シガ」の正体。
by greasedline036
| 2008-12-09 16:00
| 自然